(1)「ヌドクビアブ」の語感の不思議さ
沖縄県宮古島旅行に行くことになってから、ヌクドビアブには必ず行こうと決めていた。
宮古島の隠れたパワースポットとして、知る人ぞ知る聖地であった。
それにも増して「ヌドクビアブ」という奇妙な言葉に魅かれた。
日本語で、「ヌドク」という言葉はない。何語だ?
「ヌクレオチド」という言葉は生物の時間に聞いたことがある。
でも、ここはDNAとも遺伝子ともまったく関係がない。
「ヌドクビアブ」の意味は後で種明かしをする。
(2)「ヌドクビアブ」の場所と行き方
場所は宮古島から伊良部大橋を車で渡って左折する。
県道252号を2~3分移動して、「Day’s Beach Hotel 瑞兆」のところの道路を右折する。
私は「ヌドクビアブ」に行くために、わざわざ瑞兆に泊まりました。
宿からは歩いて20~30分ほどのところ。
サトウキビ畑の中にこんもりとした森があり、その前に「ヌドクビアブ」の案内板があります。

この看板の左手奥の茂みを進むと目的に着きます。
(3)降りるには急な階段&暗い内部のため、手袋が必要
詳しくはYouTube動画を参照にしてください。
下に降りる階段は急で、しかも前日の雨でぬかるんでいます。
手袋を持参して、靴はスニーカーなど歩きやすいもの。
転ぶかもしれないので、あまりお洒落をして行かないようにしてください。
(4)「ヌドクビアブ」の中は、落ちつける神聖な場所
中は空洞になっています。
さとうきび畑にぽっかりと空いた竪穴。
それが「ヌドクビアブ」の正体です。
「ヌドクビアブ」とは、宮古言葉で「喉首(のどくび)のたて穴」という意味でした。

天井から光が差し込んでいます。
そこから、木の根が垂れ下がり、穴の内部に届いています。
根を下から見上げるという、非日常的な経験をすることができます。

中は ひんやりとした空気で満たされていて、冷涼な空間は聖なるもので満たされていることを実感します。
いつまでもここにいたい。
そう思わせる場所でした。
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