小惑星探査機はやぶさ2が、2019年2月22日に小惑星リュウグウに着陸する予定です。
ついては、JAXA(宇宙開発機構)が2月22日の6:45~9:15にユーチューブでタッチダウンの様子を生配信します。これは見逃せませんね。下に貼っておきました。
さて、今回のはやぶさ2による小惑星探査にはどんな意義があるのか? それを少し解説してみたいと思います。
探査機はやぶさ2は小惑星リュウグウに着陸したあと、土壌や岩石のサンプルを持ち帰ります。これを分析することでさまざまなことがわかる。
一番期待されるのが、有機物の有無です。もし有機物が発見されれば、地球の生命誕生の秘密の一端が明らかにされる可能性があります。
かつては、太陽系で生命が存在するのは地球だけで、他の惑星は生命の痕跡がない「死の星」と考えられていました。
ところが、最近の惑星探査の進展によって、その見解は徐々に覆されつつあります。
最近の惑星探査機の活躍によって、小惑星でアミノ酸などの有機物が発見されています。また、火星にはかつて川が流れていて、水が存在したことが知られるようになりました。水があれば、火星にもかつて生命が存在した可能性が考えられます。
このように、生命の存在は地球だけに限られるものではない。さらに飛躍して、地球の生命も小惑星や彗星などによって、地球外からもたらされたのではないか。そう考える科学者もいます。
ともあれ、小惑星は太陽系の過去を知る情報の宝庫といっていい。
今回、探査機はやぶさ2が着陸に成功して、リュウグウから土壌などのサンプルがもたらされれば、これは、まさに浦島太郎が持参した玉手箱に匹敵するものとなるかもしれません。
蓋を開ければ、何十年も宇宙科学研究の成果が先に進む、ということになれば、これは、浦島太郎のハッピーエンドバージョンになること請け合いです。
実は、先日、小惑星と惑星探査について展示コーナーが充実しているTENQ(スペースミュージアム)に行ってきました。下に動画をアップしました。
小惑星探査について興味のある方は、ぜひご覧になってください。
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