前回は、鉄道郵便について書きました。
今回はその続きで、郵便を運ぶ郵便車の話です。

郵便車内でどんなことが行なわれていたのか。そして、鉄道郵便が郵送されるまでの流れについて説明したいと思います。
なお、説明文はのと鉄道、能登中島駅構内に展示されている郵便車内の解説を転載させていただきました。

鉄道郵便局の職員が乗車でして、列車が走っている間に郵便物を地域ごとに区分(仕分け)します。
能登中島駅の駅長さんがお話ししてくださいましたが、当時仕分けを担当された古老の方から聞き取りをすると、一番大変な作業がこの仕分けなんだとか。これだけ棚が多いとときには間違えることがあったとか、なかったとか。

仕分けの終わった郵便物は、地域ごとに郵袋(ゆうたい)という袋に入れます。

専用のカートに乗せて運びます。

郵袋(ゆうたい)をトラックに乗せ、仕分ける郵便局まで運びます。

郵便列車は郵便物を運ぶ専用の列車です。昭和61年9月すえに鉄道郵便局が廃止されるまで郵便物を遠くに運んでいました。

スユ16型郵便車の内部
取扱便専用車の内部には郵便物を区分する(仕分け)棚があります。
むかしは、郵便物はこうして、郵便列車で送られていました。
年末年始の年賀状のシーズン、多くのはがきを郵便車内で仕分ける方の労力は並たいていのものではなかったでしょう。
現在はコンピューターが一部に使われ、自動化されスピーディーに仕分けの作業が行われていると聞きます。
むかしの人の苦労がしのばれます。
郵便車内を撮影した動画をユーチューブにUPしました。
ご視聴よろしくお願いします。
☟ランキングクリックをよろしくお願いします。
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。