2015年(平成27年度)上半期のNHKの朝ドラ『まれ』は、
土屋太鳳がヒロイン津村希(まれ)役で出演して、ブレイクした作品だ。ドラマの中で、希(まれ)の居候先の老人が塩作りにいそしむシーンが印象的だった。
能登半島の大谷塩の塩作りは、ドラマで紹介されたように、昔ながらの揚げ浜式製法で作られている。
これは海水を浜から塩田に揚げて作る手間ひまかかった塩の作り方だ。
「いい道の駅千里浜」の売店では、この奥能登の大谷塩で作ったご当地限定アイスが販売されていた。

先ほど「ほうじ茶アイス」を食べたばかりだけれど、アイスのお替りで、2つめはこの「大谷塩アイス」を所望(しょもう)した。
なんでも、売店のお姉さんの二番目のお勧めだそうだ。

今度はコーンで頼む。値段は500円。
全体的にうっすらと青みがかっている。
実食。
塩と砂糖がケンカすることなく、いい塩梅(あんばい)です。
塩が甘さを引き出している。
これは塩のうまい使いかただ。
美味しい。先ほどの「加賀棒ほうじ茶アイス」よりも私はこちらが好みだ。
なんで青いの?
売店のお姉さん(たぶん高校生のアルバイト)に聞いたんだけれど、わからないって。
アイスを閉店していた食堂で食べた(許可をもらって)。
外は千里浜。

曇天(どんてん)の空の下、冬の海の波頭が白い。
このアイスの青は海の青なんだ。能登の海を食べている。
遠く石川県まで旅してきたんだな。
そう思うと、アイスの甘さとともに深い感慨が波頭とともに押し寄せてくるのでした。
●採点・寸評
「奥能登の大谷塩アイス」~いい道の駅のと千里浜」
甘さ:ふつう
味:4点
見た目・ボリューム・インパクト:3点
C・P(500円) 2点 価格は2018年12月時点
砂糖を控えて素材の甘さを引き出している:4点
オリジナリティー:4点
総合評価:3.4点
評価は5点満点中
ワン・ポイント・コメント
塩アイスは塩加減が難しい。このアイスは塩と砂糖がうまくマッチしている。色も素敵ですね。大谷塩の説明があれば、食べてみようという人がもっと現れるのに。それと、手書きのアイスケースがちょっと安っぽい印象を与えているかな。それにしても、もう少しリーズナブルにならないものか。
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