【ムーミン谷の彗星】あらすじ

(1)『ムーミン谷の彗星』の基本情報

『ムーミン谷の彗星』 ( Kometjakten)は作者トーベ・ヤンソンが発表したムーミンシリーズの2作目で、1946年の公刊。

日本には1964年に下村隆一の訳で翻訳出版された。

また、1992年8月8日から公開された、テレビアニメ『楽しいムーミン一家』の劇場版として映画にもなった。

今回のあらすじを紹介するにあたって、講談社文庫版を参考にした。

(2)『ムーミン谷の彗星』の登場人物

ムーミン・トロール。本作の主人公でムーミン族の男の子。ムーミン谷にあるムーミン屋敷に、ムーミンパパとムーミンママといっしょに暮らしている。
スノークのお嬢さん。ムーミンのガールフレンドで、スノーク族の女の子。スノークのおじょうさんと兄のスノークは、ムーミン族とは少し種族が異なる、この一族は、気分によって体の色が変わる。作中でどんなときにどんな色に変わるかはお楽しみ。ただし、この設定は小説のみで、アニメには採用されなかった。
ムーミンパパ。ムーミンのお父さん。いつも黒いシルクハットをかぶり、ステッキを持っている。ムーミン屋敷を自ら建設した。若いころ、冒険心が強く、船に乗って遠くの海へ航海した。
ムーミンママ。ムーミンのお母さん。趣味は植物を育てることで、ムーミン屋敷の周りにはママの好きなバラの花がたくさん植えられている。
スナフキン。ムーミンの親友。旅をすることが好きな自由人。勇気と冷静な思考力を持っている。本作で初めてムーミンと出会い、彗星の秘密をさぐるためにムーミンたちとおさびし山の天文台に向かう。
スニフ。ムーミントロールの友だち。大きくて先のとがった耳と長いしっぽを持っている。とても気が小さくて臆病もの。本作ではキーマンとなり、天文台の学者から話を聞きだす。
じゃこうねずみ。哲学者でもある。ムーミンパパが橋をかけるときにじゃこうねずみのすみかを半分壊してしまい、大雨でム起こりの半分もすっかり流されてムーミン屋敷にいそうろうすることとになる。

(3)ムーミンとスニフ、旅に出る

彗星の物語は大雨の日の真夜中に、雨で家を失った哲学者のじゃこうねずみがムーミン屋敷を訪ねたところから始まる。

大雨が降った翌日、ムーミンがムーミン屋敷の外に出てみると、周りのものはすべてどす黒く変色していた。

哲学者のじゃこうねずみは、これを地球が滅びる予兆だと言った。

じゃこうねずみの話にムーミンとスニフはすっかりおびえきってしまいました。

そこでムーミンママは名案を思い付きました。

ムーミンとスニフをじゃこうねずみから引き離すために、ムーミンパパとムーミンママはふたりに旅をすることを提案します。

行く先はおさびし山の天文台です。

ムーミンバレーパーク「ムーミン谷のジオラマ」(コケムス1階)より

ムーミンママがつくってくれたサンドイッチや着替えをリュックに詰めて、いかだに乗って、ムーミンとスニフは出発します。

(4)川を渡るニョロニョロと出会う

夕方、50匹のニョロニョロが東に向かって川を渡るのが見えました。

ニョロニョロは地平線をめざして移動する習性があります。

ムーミンバレーパーク「ムーミン谷のジオラマ」(コケムス1階)より

ニョロニョロはとても小さくて、色が白く、顔がついていない生き物です。

詳細は以下の記事と動画を参考にしてください。

(5)ムーミン、初めてスナフキンと出会う

向こうの川岸に黄色いテントが張られています。

誰かがテントの中でハーモニカを吹いています。

「ハーモニカの音がやんで、テントからは、一っぴきのムムリクがあらわれました。緑色の古ぼけたぼうしをかぶってパイプをくわえています。」

これがスナフキンでした。

スナフキンは住む家を持たずに、テント暮らしをしながら、あちらこちらを流浪(るろう)する旅人です。

ムーミンたちが彗星を観測するために天文台に行くことを告げると、彗星が地球にやってきて衝突すると、地球は粉々になることをスナフキンから教えられるのです。

ムーミンたちはスナフキンと散歩に出かけると、赤いガーネットがたくさん落ちているのをみつけました。

スニフが大きな赤いガーネットが2つ光っているのを見つけました。

そのガーネットは動いてまばたきをしました。

大トカゲは「ムーミン谷のジオラマ」の中にいます。探してみてください。

赤い2つガーネットの正体は大トカゲの光る眼でした。

「きゃっ」一声悲鳴をあげるとスニフは、後ろも見ずに逃げました。

スニフは結局、ガーネットを1つも持ち帰ることができませんでした。

(6)ムーミン絶体絶命のピンチ

ムーミンたちが、筏(いかだ)で川を下っていくと、川幅はどんどん狭くなっていき、しまいには、滝となり、筏は谷底へ落ちていきました。

筏は暗い地下トンネルの中をどんどん進んでいきます。

そして、底なしの穴の中に筏が落ちる。

その手前で、筏のマストが低いトンネルの天井につっかえて、なんとかムーミンたちは助かりました。

しかし、このトンネルから出ることができません。

わずかに上のほうから光が差し込んでいます。

岩の割れ目をよじ登る以外、脱出する方法はありません。

絶体絶命のピンチに立たされたとき、スナフキンはハーモニカを取り出して吹き始めたのです。

その音をたまたま耳にしたのは、昆虫採集をしていたヘムルでした。

コケムス3階の「ムーミン谷の自然」の体感展示より

このヘムルは岩の割れ目の下から聞こえてくる声を何かの珍しい昆虫の発する音と思って、割れ目に網を差し入れました。

ムーミン、スナフキン、スニフは網の中に納まって、無事に地上に出ることができました。

(7)スノークのお嬢さんと出会う

夕方になり、霧が出てきました。

3人がねずみ色の霧の中を歩いていると、崖(がけ)の途中に金色の小さな腕輪が落ちているのをムーミンが見つけました。

ムーミンは体に命綱をつけて、スナフキンたちに持ってもらい、崖から身を乗り出して、思い切り手を伸ばして金色の小さな腕輪を拾いました。

ムーミンたちがついにおさびし山のてっぺんにある天文台にやってきました。

スニフが学者をつかまえて、彗星のことを聞きだしました。

それによると、計算では、彗星は8月7日の午後8時42分に地球に衝突するということです。今日は8月3日。あと4日後です。

3人は天文台を出て、おさびし山を下りて帰り道を急ぎます。

森の中で誰かの叫び声が聞こえます。

ムーミンが走り出して声のほうに向かうと、スノークが叫び声をあげています。

ムーミンのガールフレンド「スノークのお嬢さん」の兄のスノーク。

虫を食べる恐ろしい植物アンゴスツーラの一種がスノークのお嬢さんのしっぽを捕まえて、ゆっくりとたぐりよせているところでした。

ムーミンはスナフキンから借りたナイフでアンゴスツーラの手を切り落として、スノークのお嬢さんを無事に救出しました。

スノークのお嬢さんを助け出すと、ムーミンは崖で拾った金の腕輪を持ち主のスノークのお嬢さんに差しだしました。

こうした出会いをきっかけに、スノークのお嬢さんはムーミンのガールフレンドとなったのです。

さて、彗星ですが、地球に衝突するとされた8月7日、ムーミンとその仲間たちは、スニフが発見した海辺の洞くつの中でじっとそのときを待つことになります。

ムーミン一家が洞くつに避難することになり、ムーミンママはバスタブを持ち出します。

なぜバスタブを?

そして、彗星と地球の運命はどうなったのでしょうか。

これから先はネタバレになるので書きません。

結末を知りたい人は、講談社文庫の『ムーミン谷の彗星』を買って、読んでみてください。

(8)コケムス1階のムーミン谷のジオラマで彗星を見ることができる

さて、この彗星ですが、展示施設ケムス1階のムーミン谷のジオラマで再現されています。

でも、めったに見られるものではありません。

決まった時間に現れるプレミアものなのです。

詳しくは、YouTubeをご覧ください。

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