【最凶洞窟の先には……】西表島船浮へ行く(第2回)

(1)謎の集落、船浮に上陸

沖縄県西表島には陸地なのに船でしか行くことができない船浮という集落がある。

この謎の集落には洞窟があるという話を人づてに聞いて、この洞窟探索と、カフェで猪カレーを食べる、という2つの目的の下、バスに乗って、終点の白浜(日本最西端のバス停)に到着した、というところまでが前回のお話です。

今回はこの白浜から船に乗って、船浮を目指します。

運賃は片道、大人は 500円(子供は250円)、往復で950円になります。

白浜からは1日5便が運航されています。

風が強いのに飛ばすので船が揺れる揺れる。

転覆するんじゃないかと少し心配になりました。

約10分間の航海で、目的地の船浮に到着しました。

まず腹ごしらえに食事に向かいます。

猪カレーがお目当てですが、その話は次々回。

(2)船浮小学校には椎名誠も訪れたことがある

休み時間だったので椎名誠が校庭に入っていくと、子どもたちも気づいて、「あ、もしかしてシーナさんですか?」と声をかけてきた。

椎名が書いた文章が国語の教科書に掲載されていて、子どもたちはちょうどその授業をやったばかりだった。

子どもたちの驚く様子が手に取るようにわかる。

だって教科書というフィクションの中から、リアルの世界に著者が抜け出してきたのだから。

生徒たちは教室に駆け戻って、その教科書を手に取って持ってきた。

椎名誠はその教科書にサインをしたあと、子どもたちはお礼に当時流行っていたSPEEDの『ホワイト・ラヴ』を振り付きで歌ってくれた。

そして、「また来てね」「また来るね」の交歓をしたという。

以上は『にっぽん海風魚旅 怪しさすらい編』「ヤマネコ島」椎名誠(講談社、2000年)に掲載されている。

いい話だ。

ただ、最後の一文がひっかかった。

「校長先生だけは迷惑そうな顔をしていた」

そりゃ、教師からすればそうだろう。

アポなし訪問というのも、形式主義にとらわれる官僚の部類に入る校長の気に障るものであろうし、なにしろ、突然の著者の訪問で教室の教師の権威は崩れ去ってしまったのだから。

もとより教師に権威などない。

彼らはそれを勘違いしているだけだ。

教師や官僚嫌いの私にとって、この話は痛快だった。

さて、現実に戻ると、小学校なのに子どもの声がしない。

授業中なのだろう。

少子化で、しかも過疎の島で声が漏れ聞こえてくるほどの子どもの数もいない、ということなのかもしれない。

(3)最凶洞窟の最凶たるゆえん

洞窟の場所はカフェの店主の方に聞いた。

船着き場の近くにある。

洞窟の場所はグーグルマップに手書きして表示できればいいのだけれど、方法がわからない。

そこで、参考地図とグーグルマップを対応させてみてください。

地図は竹富町役場『鉄田義司日記』を加工させていただきました。
 赤い線が洞窟です。

実際の洞窟の入口はこちらです☟。

入口が広い。明らかに人口のこのです。

黄色い立て看板があります。

これってひょっとして、ヤバいやつかも。

近寄ってみます。

一瞬、洞窟に入ろうか、どうしようか躊躇しました。

待てよ。

入っちゃダメ! なら立ち入り禁止と書かれていて、入口も塞がれているはず。

しかし、禁止とは書かれていないし、入ろうと思えば簡単に入って行ける。

ということは、トンネルに入って崩落する可能性がありますが、危険のカンバンを設置して警告しているのだから、万一何かあっても竹富町は責任を持ちませんよ。

自己責任でお願いしますよ。

という意味にとって、洞窟、改めトンネルに浸入する決意を固めたのでありました。

勝手に洞窟の中に入って行って言うのもアレなんですが、読者のみなさんはこのトンネルに入らないほうがいいと思います。

何かあったら困るんで、本当に。

それでは、田中隊長が先に入ります。

(いつから私は田中隊長になったのだ)

(「世界の何だこれミステリー」を見ていない人にはこのギャグはわからん。きっと。)

【最凶洞窟の先には……】西表島船浮へ行く(第2回)終わり

【ここ船浮湾の正体は●●だった!】西表島船浮へ行く(第3回)に続く

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