豊洲市場は混んでます。
特に、「寿司大」や海鮮丼の「大江戸」の店舗が入る水産仲卸売場棟(6街区)の3階はヤバいぐらいの激混みです。
その点、管理施設棟(7街区)の飲食店は比較的すいています。
ただし、この情報は徐々に観光客の間にも浸透し、今日(3月8日)に行ったときには、行列ができている店もありました。
やはり寿司屋はどこも人気。
だから、並びたくない、または急いでいる人は、寿司屋を外して入るという作戦もありです。
せっかく魚市場に来たんだからと思う気持ちもわかりますが、豊洲市場は新鮮でプロの目利きが選んだ確かな素材を使って調理されたものだから、寿司以外の中華や洋食も美味い。
このことは、先日食べた「やじ満」の牡蠣ラーメンで実感しました。
っていうことで、今日は管理施設棟(7街区)の飲老舗洋食店「八千代」で昼食です。
営業時間 | 5:00〜13:00(LO) |
---|---|
定休日 | 水曜日、日曜日、休市日 |

上の地図は東京都中央卸売市場のサイトから転載しました。

時間は12時少し前。
一番混む時間帯です。
ところが、この店は並ばずに即、入店できました。楽勝です。
空席も何席かあります。

お客さんの中には、市場で働く方がちらほら。そりゃそうでしょ。いつも美味しい海鮮ばかり食べているんだから、ふだんの昼食は洋食など違うものを食べたいという気持ちが働くのは。
店の外にメニューの張り紙がしてあります。

とんかつなど肉系のフライも置いてあるようですね。

チャーシューエッグも気になります。

まだまだメニューはたくさんあります。

週刊誌にも最近取り上げられたようです。

今日食べるのは、これに決まりました。先日やじ満で食べた牡蠣(かき)ラーメンが忘れられず、今度は豊洲市場で牡蠣フライを食べてみようと思ったからです。
お店に入り、これを注文して待つこと10分。
現れました。

外の写真のほうが写りが上ですが、内容は変わりありません。
左上に牡蠣(かき)、中央に車エビ、下段にホタテです。

ご飯は大盛りにしました(+50円)。
これに味噌汁がつきます。
それでは、いただきます。
まずは牡蠣フライから。
大粒で、身がしっかりしています。歯を当てたとたん、中から芳醇(ほうじゅん)なエキスがジュワッと口いっぱいに広がります。甘い。牡蠣を「海のミルクん」と言いますが、本当だ。ミルクの風味と甘さにうっとりと夢の世界へいざなわれるようです。
今まで食べた牡蠣とは全然違う。私がこれまで食べたのは、本当の牡蠣ではない。そう悟った瞬間でした。
続いて有頭の車エビフライに箸を進めます。

身が大きい。プリプリしていて美味しい。けれど、こちらは、いつものエビフライです。私は養殖と天然もののエビの違いがわかりません。
最後にホタテフライに行っちゃいましょう。
中のホタテの身はまだ水気を含んでしっとりとしています。風味と食感が刺身のホタテと変わりません。火の通し具合が絶妙なんですね。
街のまずいホタテフライは、中がパサパサでゴムのような弾力のときがあります。
対してここのホタテはモノがいい。そして職人さんの技量が半端ない。ただ、1粒じゃあ物足りない。もっと食べたかったなあ。次来るときは、初めに追加で注文しておこう。
ということで、今回食べた「八千代」さんの「車エビ・牡蠣(かき)・ホタテフライ定食」ですが、2000円出す価値は十分にありました。
みなさんも、もし寿司屋が混んでいて、並ぶ時間が惜しいときは、ぜひこの老舗洋食屋に切り替えてみてください。
土曜日でなければ行列にはなりません。味は保証します。
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