大宮の鉄道博物館(てっぱく)の駅弁屋で売られている駅弁を全種類食べよう、という企画です。
本日は平泉うにごはん。
この駅弁もここ、てっぱくでは人気上位で、売り切れ必至。
朝イチで並びます。
(1)駅弁の魅力と評価基準
ここで、駅弁の魅力とは、という話から。
みなさんは電車で旅行に行かれると駅弁を買われます。
むかしは、ホームに売り子が売りにきていましたが、いまはほとんどそんな光景は見られずに、売店や車内販売で買うことが一般的になりました。
旅が日常の喧騒を離れた非日常の営為であるなら、駅弁もふだん職場や学校に持っていくお弁当とはひと味違うもの。旅という非日常を演出する重要なコンテンツと言うことができるはずです。
このブログでは、駅弁の評価を★の数で5段階にランキングしていますが、その基準は味と外観ですが、特に非日常性という特徴が基準となる大きなポイントになるかと思います。
ふだんはあまり口のすることのない高級食材やご当地食材を使っている。
盛り付けが美しい。
容器や付属品が美しくデザイン性に優れている。
上記の内容に重点を置いて評価しています。
(2)駅弁評価の意味と難しさ
私は★の数で5段階評価としていますが、これを言葉で表すと次のようになります。
★ ……まずい。二度と食べたくない。残したい。
★★ ……美味しいとはいえない。空腹時に腹がふくれればいい。
★★★ ……ふつうに美味しい。でも、また食べなくてもいいかな。
★★★★ ……とても美味しい。また買って食べたい。
★★★★★……最高に美味しい。ひとに勧めたい。
これは、あくまでも私の主観です。★が1つや2つのものでも、人によっては、★★★★★の最高評価をつける人もおられるかもしれません。
味覚と食の好みは人それぞれ違います。
空腹の度合いや季節、体調によっても食品から受ける味は違うので、あくまでも相対評価になるかと思います。
初めに食べた駅弁「まぐろいくら弁当」を★★★としました。
この評価との比較で採点しています。
以上の点をご了解ください。
また、私は嫌いな食材がありません。だから、ある程度、公平に評価できるかと思います。
(3)平泉うにごはんの食レポと評価
それでは、本日の「平泉うにごはん」の外観から。

価格は1200円。
製造元は一ノ関斎藤松月堂で、JR東北本線一ノ関駅のほか、仙台、盛岡、東京駅でも販売されています。
透明なビニールの蓋のかげに、ウニの身が少し見え隠れしています。
でも、帯が邪魔して中身が半分しか見れません。ちょっとじらしている感じがたまりません。
さっそくふたを開けましょう。

駅弁の全貌(ぜんぼう)が現れました。
豪華にウニが乗っています。
平泉と言えば、世界遺産中尊寺金色堂があるところです。
最寄り駅はJR東北本線平泉ですが、一ノ関駅はそこから2駅下ったところです。
「平泉うにごはん」のネーミングは、ウニと錦糸卵の色彩を金色堂の華やかな色に連想させてつけたのでしょう。
ウニは蒸しウニです。ほかには、錦糸卵、くきワカメ、イクラそして、ヤマゴボウという構成です。
さっそくいただいてみます。
まずは蒸しウニから。ほんのりと磯の香りがします。ご飯に合いますね。
ウニに飽きたら、錦糸卵やくきワカメに浮気して、またウニに戻る。
イクラはほんのちょっぴり。おまけ程度ですね。
これを繰り返すうちに、食べ終わってしまいました。
量が少なく物足りなさはあります。
味ですが、ウニはやはり寿司やウニ丼にして、鮮度のいいものを生で食べるのが味と風味が勝ります。
加熱するとやはり味が落ちます。
海鮮の駅弁は、もたせるように生では提供できませんので、やはり不利です。
だから、どうしても最高評価をつけることにためらいます。
「平泉うにごはん」の評価は★3つ(ふつうに美味しい)です。

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