
このシリーズの第一回が「まぐろ・いくら弁当」、第二回が「かに・いくら・焼ホタテ弁当」と海鮮ものが続きました。
私も読者のみなさまも少し飽きてきたと思いますので、今回は趣向を変えて肉に行きます。
この大宮の鉄道博物館内には「南」と「北」の二か所に駅弁屋の店舗があり、扱っている商品は同じです。
駅弁は「日本食堂」が経営していて、大宮駅にも「日本食堂」の駅弁屋さんが、あります。置いている商品は両方に共通のものがあります。
肉系だと、人気の「牛肉どまん中」は大宮駅にもあります。
どうせなら、ここ「てっぱく」でしか手に入らない駅弁はないかと考えていたら、ありました。
「神奈川牛肉弁当」の文字が。よし、今回はこれにしよう。
値段は1100円。鎌倉駅と大船駅で販売されている駅弁です。
販売元は大船軒。
パッケージはこんな感じ。

神奈川のブランド牛「やまゆり牛」を使用とあります。
「やまゆり牛」とは、和牛と乳用牛の交雑種です。味は和牛で価格は乳牛並みに生育が早くリーズナブルというのが特徴だそうです。
蓋を開けてみましょう。

牛肉の時雨(しぐれ)煮がメイン。時雨煮とは、ショウガを加えた佃煮(つくだに)のこと。
ほかには牛蒡(ゴボウ)煮とひじき煮につぼ漬けがついています。
さっそく食べてみます。
この牛肉はじっくりと煮込まれていて、深い味わいがあります。
牛丼屋の味とは全然違う。オイスターソースが使われているとのことなので、味に深い奥ゆきがあります。これは美味い!
牛蒡(ゴボウ)は牛肉に合いますね。肉に飽きてきたら牛蒡。交互に繰り返して、ときどき、ひじきとつぼ漬け。
そんなリズムで食べていきます。
実はさっき別の駅弁を食べたばかりで、本日2つめ。あまり空腹ではないのにもかかわらず、箸が止まらない。
ブランド牛を使った山形の有名な駅弁「牛肉どまん中」に比べて、「神奈川牛肉弁当」はあまり名前が知られていないから、正直どうかな、と思いながら購入したのですが、なかなかどうして、引けをとりません。
ごちそうさまでした。それでは採点です。

評価は★★★★★の星5つの最高点をつけました。
これからは、その駅弁が有名か否か、人気があるかどうか、などの先入観を排除して採点したいと思います。
前回、前々回と評価は★★★でした。テレビなら、星3つや4つをつけながら、なかなか5の駅弁には出会えず、たくさん食べてやっと星5つという筋書きがあるものですが、この「鉄道博物館駅弁の駅弁を全種類食べてみる」の企画では、早くも3つ目の駅弁で最高評価をつけさせてもらいました。
動画のほうもよろしくお願いします。
ランキングクリックをよろしくお願いします。
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。