前回までは、「ペッカム型擬態(ぎたい)」の生物を紹介してきました。
今回は「ベイツ型擬態」の生物の展示について紹介します。
このタイプは「強いものに化けて回避する」という特徴を持ちます。
「蜂に似た蛾(が)」や「”毒を持った蝶”に似せた”毒を持たない蝶”」は私も博物館で見たことがあります。
でも、今回は魚の例で、しかも水族館ですから生きた魚です。
今日の主役はコイツです👇

サメの子どもです。

シマシマの模様が、囚人みたいで、なんか可愛らしいですね。
「可愛らしい」って」言ったあなた、ちょっと待ってください。
これは、可愛いどころか、噛まれたら死に至る、とても恐ろしいあの生物に似ているのです。
「あの生物」とは、ウミヘビのこと。
ちょっと待った色はそうだけれど、形はぜんぜん似ていないじゅないですか?
NHKの「ダーウィンがきた!」のヒゲじいが言いそうですね。
ならば、これはどうだ!

この生き物はもろウミヘビ。
名前は「シマウミヘビ」
でも違うんです。
ウミヘビは爬虫類(はちゅうるい)で猛毒を持つ蛇ですが、こちらの写真の生き物は名前は「シマウミヘビ」ですが、毒を持つウミヘビではなく、魚類。
つまり、毒がない魚です。

さっきのイヌザメのこどもは、手抜きしていましたが、本当にウミヘビにそっくりです。
ユーチューブ動画を撮ったので、貼っておきました。
生物の世界は本当に奥が深くて、面白いですね。
金髪の髪を逆立てたそこのお兄さん。あなたは擬態か、それともモノホンか?
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