
兼六園にやってきました。
兼六園とは、加賀藩の5代藩主前田綱紀が作庭した日本庭園で、水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つです。
上の写真は兼六園のシンボルとしてよく知られる虹橋の琴柱灯篭(ことじとうろう)です。
琴の糸を支え、音を調整する琴柱(ことじ)に形が似ているためこの名前が付いたと言われています。
日本庭園の面白さは、「見立て」にあります。池に浮かぶ島や、これを結ぶ橋を何かに喩(たと)えている。これを「見立て」といいます。
兼六園の場合、霞ヶ池に浮かぶ蓬莱(ほうらい)島が有名です。

島を亀に見立てています。
亀の頭を岩、尻尾を灯篭で表現し、島全体は亀の甲羅というわけです。
上の写真では、島の右端の斜め上に突き出た岩が亀の頭です。

「鶴は千年、亀は万年」と言われているように、亀は長生きの象徴ですが、この蓬莱山(ほうらいさん)自体、中国の神仙思想では不老長寿のシンボルともなっているものです。
兼六園の解説はこれぐらいにして、スイーツをいただきましょう。
まずは出世茶屋の名物「兼六団子」から。

抹茶とセットでいただきます。抹茶は和菓子付きで700円。兼六団子は400円。

お団子は素朴な白い団子とヨモギの草団子です。
味はついてなく、砂糖をまぶして食べます。
甘さを自分で調整できるので、いいですね。

こういうの、子どものころ食べたな。
懐かしい。
抹茶も美味しい。
店先にはストーブが置いてあるので、暖かい。
すっかり満足できました。ごちそうさまでした。
お団子をもう一軒はしごです。

今度は寄観亭(きかんてい)にやってきました。
店先の出店には、いろいろな団子が売られています。


私は味噌団子にしました。1皿で3串ついていて、360円です。

味噌の風味が香ばしい。
砂糖を使った甘いスイーツばかり食べてきたので、たまには砂糖ゼロのこういうの、大歓迎です。
お昼前に団子を2皿も食べてしまいました。
昼食をちゃんと食べられるか心配です。
ともあれ、加賀百万石の前田家の贅(ぜい)をつくした庭園は見ごたえがありました。
バスツアーできて、1時間半の時間を与えられたのですが、ちょうどいい時間でした。
金沢城址のほうに足を延ばすなら、3時間は必要でしょう。
今回は行きませんでした。
今度は名物雪吊りで、雪があるときにまた訪ねてみたいと思いました。
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