軽井沢を紹介した観光ガイドブックを見て、一番目をひいたスイーツ。
それが、「涼の音(ずずのね)」のフレンチトーストでした。
まるでパレットに描かれたお花畑みたい。
原色の美しさがひときわ目を圧倒します。
実は前日(11月18日)の日曜日の午前11時ごろ訪ねたら、フレンチトーストは売り切れでした。
店員さんに伺うと、午前9時の開店前から人が押し寄せて、すぐに品切れとなった、とのこと。
限定10食だそうです。
明日は大丈夫ですか、とさらに尋ねると、
テレビしだいです、とのこと。
テレビしだい??
予約ができるということなので、11時に予約を入れて、今日、再訪しました。
ここ旧軽井沢のカフェ「涼の音(ずずのね)」は軽井沢の基礎を築いた宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが明治二十一年軽井沢に最初に建てた別荘、ショーハウスと同じ間取りで、軽井沢の古いバンガローの様式を残していることから、平成二十五年七月、国の登録有形文化財に認定されたそうです。
http://suzunone.main.jp/index.html
そんな由緒さる建物で頂くコーヒーとスイーツは格別です。
入口に立つと、どこからか風鈴に似た涼やかな音が聞こえてくるではありませんか。
だから「涼の音(ずずのね)」ね。
中も暖炉のある落ち着いた空間です。
アンティークな家具とランプが郷愁を誘います。
私は窓際のとっておきの席に通されました。
この席に座ったとたん、テンションが上がりまくりです。
奥のお客さんが暖炉の前でゆっくりと読書をしてくつろいでいるというのに。私は修学旅行に来た地方の学生のように、ワクワク感が止まりません。
最初に、濃いめのブレンドコーヒーが運ばれてきても、携帯に充電器の差し込みがうまくゆかず、そわそわし通しでした。
向かいの席では、外人さんのカップルが静かにお茶を飲んでいます。ウイークデーで今日はいつもの静けさが戻ってきたようです。
せっかく、こんな素晴らしい場所を取れたのだから、もっとリラックスしてくつろげばいいのに。
心の隅でそう思いながら、心の大半はこれから運ばれてくるフレンチトーストのことでいっぱいです。
そして、念願の主役とご対面。
「お待たせしました。メープルシロップをお好みでお使いください」
なんと綺麗な一品なんでしょう。
カラフルなお皿の中はお花畑が広がっているようです。
見ているだけで幸せな気分になれます。
さまざまな角度から写真を撮りました。
中にはパン一枚を2つに切ったフレンチトーストが埋まっています。周りにブルーベリー、イチゴ、バナナ、パイナップル、キウイ、オレンジ、リンゴなど小さく切った果物がちりばめられています。
てっぺんに大きな苺の頭に干しリンゴの輪切りが襟巻のように載せられています。
最初にフレンチトーストからいただきます。
何かとんでもない「美味しい」が染みています。このフレンチトーストだけでも十分にいけます。今まで食べたことがない味です。
甘すぎず、優しい、柔らかな風味と食感です。
果物をソースのようにフレンチトーストにからめて食べると、フルーツのさまざまな味と合わさって、お花畑でお遊戯しているような気持ちになります。
う~ん、これは参った。
噂通りの味、いや、期待以上のパフォーマンスに痺れました。
あとで、店員さんに聞くと、このフレンチトーストは、11月17日(土)に「嵐にしやがれ」で紹介されたとのこと。番組放送の翌日(11月18日)、つまり私が最初にこの店を訪ねた日は、お客さんが押し寄せて、忙しくて大変だったそうです。
でも、このお店はこのフレンチトーストがんくても十分魅力があります。
席のひとつひとつの意匠が全部ことなっていて、どこに座ってもくつろげます。
本当はテレビやこのブログなんかで紹介しないで、隠れ家として人に教えないでおくのが一番いいかもしれない。そんなお店でした。
ちなみにフレンチトーストの価格は900円。
コーヒーは500円です。(いずれも2018年11月時点)
【軽井沢でスイーツを食べつくす】vol.②に続く
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