帯広でよつ葉乳業十勝基幹工場を見学した話を前に書きました。
乳業メーカーの厳しい衛生管理やオートメーションによる牛乳・バターの生産のしくみがよくわかって、大変、勉強になりました。
しかしながら、残念なことがひとつありました。
それは、せっかく新鮮な生乳が集められながら、これを使ったソフトクリームが食べられなかったことです。
当初は工場内にカフェをつくる案があったということですが、立ち消えになりました。
その代わり、ソフトクリームを販売していた時期があったそうですが、これも終了となりました。
聞くところによると、東京のスカイツリータウンによつ葉乳業が出しているお店があり、そこでソフトクリームを提供しているとのこと。
これは行くっきゃない。
そう思い立ち、本日、北海道での無念を晴らしに行ってまいりました。
JR上野駅から地下鉄銀座線に乗り換え、浅草で下車。
そこから東武鉄道で1つめの駅がとうきょうスカイツリー駅です。
駅改札を出て、ソラマチへはエスカレーターですぐのアクセスです。
中へ入って迷いました。
ソラマチは何しろお店が多い。
4階の屋外テラスに出ると、スカイツリーが間近に迫って見えます。
すかさずシャッターを切りました。
下から見上げると、圧倒的な存在感です。
この日はあいにく曇っていたため、上に昇っても眺望は期待できないため、今回は外からだけにしました。
店の正式な名前は「ミルク&パフェよつ葉ホワイトコージ」です。
6階のレストラン街に行っても見つからず、結局、3階のフードコート内にありました。
メニューの見本がいろいろ飾られています。
ソフトクリームのほかにも、クレープやアイスフロートなどがあるようです。
私が帯広でさんざんこだわった小豆の乗っている「道産ゑびすかぼちゃと小豆のパフェ」を注文しました。
470円也。
お店のホームページには、北海道十勝産のソフトクリームは、バニラ・北海道産かぼちゃ・ミックスの3種類ご用意しております、とあります。
やはり、北海道ラブの私には外せません。
いよいよアイスとご対面です。
長い棒はごまスティック。
白いソフトの上にかぼちゃのソースがかかっていますね。
小豆煮がとろ〜りとかかっていて、丸い物体が道産ゑびすかぼちゃです。
一瞬、梅干しに見えました。
色が悪いのは、逆に着色料を使っていない証拠なので、よしとしましょう。
ゑびすかぼちゃというのが聞きなれない名前なのでネットの「野菜果物辞典」で調べてみると、
「今、皆さんが食べているかぼちゃのほとんどです!」
「日本のほとんどはこのかぼちゃといわれている。もっとも一般的なかぼちゃ。」
だそうです。

なあ〜んだ。普通の南瓜か。
だったら、わざわざ、わ行の「ゑびすかぼちゃ」なんて使わないで、「ただのかぼちゃ」と書けばいい(笑)。
さっそくお味見です。
やっぱり甘いですね。
小豆煮も砂糖をたくさん使っています。
北海道で食べた小豆の新鮮な風味が忘れられないで今回も注文してしまいましたが、慣れてしまったのか、さほど感動はないです。
丸いかぼちゃだんごは、甘すぎず、素材本来の素朴な味でした。
2010(平成22)年のかぼちゃをさらに調べてみると、全国の生産量が220,500トンのうち北海道が106,100トンで、全国の半分以上を占めていることがわかります。
さすが農業王国北海道です。
気になる旬は秋から冬。
収穫されるのは夏から初秋ですが、3ヶ月前後ねかせて甘みを引き出してからのほうが美味しいとのこと。
春真っ盛りの今は、旬の真逆じゃん。
かぼちゃだんごの甘さがイマイチなのは、あまりねかせてないからなのかな?
これはこれで悪くないけれど、ソフトクリームにはまるで合わない。むしろ、おやきの餡だとちょうどよい。
ということで、今回は味については特別な感想はありません。
よつ葉カフェに来たからには、もう1品食べておこうと思い、期間限定のキャラメルソフトクリームもいただきました。
330円也。
正直言って、やたら甘いだけで、美味しくありませんでした。
本日、アイスを2個だけで、満腹中枢ならぬ、スイーツ中枢のキャパが満タンになり、甘いものにウンザリしてきました。
ともあれ、これで、念願のよつ葉乳業ソフトクリームの味見を果たせたので、北の聖地帯広巡礼の旅は、これで本当に完結したのだなあ、という感慨がひとしおで、東京スカイツリーにまで足を延ばしてよかったと思いました。
「北のスイーツの聖地、帯広巡礼の旅・第2回〜十勝スイーツの秘密基地潜入記」
終わり。
「北のスイーツの聖地、帯広巡礼の旅、第3回~帯広スイーツ戦争勃発!」を近日中に掲載します。お楽しみに。
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